3年かけて身につけた、ワクワク働くための思考の手引き

ちょっと古いですが、先々月の東洋経済に「モチベーション3.0」という特集がありました。
 

週刊 東洋経済 2010年 3/27号 [雑誌]

週刊 東洋経済 2010年 3/27号 [雑誌]

一言でいうとこんな感じです。
 
1.0 →メシを食うために働く
2.0 →成果主義のもと、稼ぐために働く
3.0 →ワクワクするために働く
 
 
なるほどな〜と思ったので、
僕がやってる3.0っぽいことはなんだろうなと考えてみました。
 
で、どの仕事にも共通するパターンとして、一つ浮かびました。
それは、自分にとって難しい仕事から、
いかにプレッシャーをそぎ落とすかということを追求した方法です。
 
たとえば、3日間で10個のタスクを完了させないといけないとします。
もう見積もりや優先度は決まり、早速1つ目のタスクに取りかかるところです。
そのタスクというのは、時間が解決してくれるような単純作業ではなく、
自分のアイディアや、深く考える事が必要とされるもの、
たとえば、僕の場合はシステムの概要設計、あとは企画書を書くとかでもいいです。
 
ここで、まず考えるべきことはなんでしょうか?
顧客の業務要望をすべて満たし、パフォーマンスも高く、
低コスト、短期間でできる理想的な解決策?
 
僕の場合、それを考えるのは最後の最後です。
まず考えるのは、そんな超デキる人しか実現できないお高い理想ではなく、
誰にでも思いつくような、ごくごく平凡で安易な最低の解決策です。
 
コストも時間もかかるし、パフォーマンスも決してよくない、
でも一応顧客の業務要望は満たしてるよ、ぐらいのレベルのものです。
こいつ、使えないなと思われるかもしれないけど、
業務的に致命的なことにはならない、というレベル。
 
もちろんこれで確定ではありません。
まずは、このレベルの解決策をできるだけ早く考えます。
 
なぜここから考えるか?
白紙のままだと全然安心できないからです。
やべー、早くやんなきゃ、でもいい答えが全然思いつかない…。
こうなると、もう完全に思考停止状態。
この状態から最高の答えを出すなんてことは絶対ムリです。
 
 
そうして最低の解決策さえ確保してしまえば、
次に考えるのは、待ってました〜最高の解決策です。
ここから期限まで、仕事のワクワクタイムです。
「仕事に追われるモード」から、「仕事を追いかけるモード」にギアチェンジします。
残り時間を使って、いかにプラスを積み上げられるかというゲームです。
プラスを積み上げる楽しさを味わいつくしましょう。
 
…と、その前に一つだけやっておくこと。
トイレに行っておきましょう。そして10分間、目を閉じましょう。
決してすぐに考え始めてはいけません。
これから考えることは、最高の解決策なんですから、
最低の解決策を考えた頭をリセットしないとです。
物理的にも精神的にもすべて忘れてください。
 
 
まとめると、こんな感じです。
 
1.タスク管理(全体の状況把握、見積もり、優先順位付け)
   →仕事に取りかかる前の準備です。
2.最低の解決策を短時間で考える
   →この短時間のみが正念場!これができないようなら、
    あなたにはその仕事に必要な最低限の基礎が足りてません。
3.トイレで仮眠
   →最低の解決策についての思考をすべて忘れる。
4.期限まで、最高の解決策を考える
   →あとは期限までワクワクタイム!!
 
これからもワクワク働くための方法を追求していきたいと思います。