明後日から六本木ヒルズで働きます

明後日から、いよいよ新しい会社で働き始めます。
その前に、独り言というか、初心を書きとめておこうと思います。
自分のために。道に迷ったら、いつでもここに戻ってこられるように。


以前の日記でも書きましたが、
次の会社での目標は、3年以内に「事業を創ること」です。
ここ最近、自分で作ったiPhoneアプリ「ブクマップ」が大成功しましたが、
それはあくまで通過点。数ある階段の1段。ゴールは事業を創ること。


じゃあ、どんな事業か?
言うまでもなく、人の幸せを支援する事業です。
でも、幸せの定義は、一つじゃありません。
人類の全てを幸せにするなんて、非力な僕には絶対にできません。
っていうか、歴史上、そこまでの偉人はまだ存在してません。
だから、今でも戦争があったり、貧困があったりするんですよね。


でも、僕の想像力には限界があります。
テレビに映る戦争の風景は、いやだなとは思いつつも遠い世界の出来事。
だから、それを解決するための具体的な行動は、特にしてません。
募金箱を持って立っている人の前を、知らん顔で素通りしていきます。
人って、自分の体験に基づいたことでしか、
本気で行動することはできないと思うんですよね。
命賭けて守れる人なんて、数人しかいないでしょ?
むしろ、一人でもそんな人がいれば、きっと幸せだよ。


話がそれました。それじゃあ、自分にできることは何か?
自分に近い人の幸せを手伝うこと。これしか可能性はありません。
自分に近い人って誰?
豊かな国に生まれて、豊かな生活をしつつも、なんとなく憂鬱で。
夢を持っている人がうらやましいなと思いつつも、夢が見つからない人。
あるいは、今まさに夢を追いかけている真っ最中の人。
(「夢」っていう言葉が胡散臭ければ、「目標」と言い換えてもいい。
 「好きなこと」と言い換えてもいい。自分の中では全部同じ意味。)


僕は、そんな人たちを支援したい。
自分の体験でしか語れないけど、好きなことをやって、
目標を追いかけて、そこに辿り着いた気分は最高です。
辿り着いた結果だけじゃなく、走っている時も最高です。
ゲームなんか、全くお話にならない。


でも、自分の人生こそが最高のゲームだと気づかない人が結構いる。
仕事だって、ゲームのように夢中になれることを知らない人が結構いる。
ただ、それを大成功した人(ワタミの社長とか)が壇上から語ったって、
信用する人は少ない。だって、あそこまでの努力はできないよ、普通。
それに、人生は努力したって、それが100%報われることは絶対にない。
僕の努力の一部は、たまたま報われたけど。。


だから、それを言葉で語ってもダメ。絶対にうまくいかない。
違う方法で…。僕のフィールドはITだから、ITでやりたい。
ITは、事業をやるのに一番いいフィールドだと思う。
少ない人数で、少ないお金で、世界中を変える可能性を持てる。
うまくやればね。でも、こんな産業、他にないよ。
ほとんどの産業は、世の中を変えるには、
たくさんの人と多額の研究開発費が必要だ。


幸運なことに、僕はとてもいい時代に生まれたと思う。
今は、Googleが超巨大な「情報」のネットワークを築いた。
そして、mixitwitterが、「人」の巨大なネットワークを構築中だ。
その2つをどうにか活かして、新しいサービスを創りたい。
人と情報。これが現時点の大きなキーワード。


とあるITジャーナリストが、検索の時代は終わった。
これからはソーシャル(人のつながり)だ、って言ってる。
でも、本当は終わったんじゃなくて、当たり前になったんだよね。
「当たり前」の上に、次の「当たり前」が作られる。
そうやって、文明や文化になっていく。歴史になっていく。
僕は、その次の「当たり前」を創りたい。
人生賭けてチャレンジしたい。


明後日からも、この勢いのままがんばります。